深谷ベルタ先生と遊ぼう②(千葉明徳短期大学)
1月24日(水)
にじ・そら組が電車に乗って
千葉明徳短期大学に行き、
芸術家、深谷ベルタ先生と遊びました!
1回目の帰りにベルタ先生から
「今度は焚火をしよう」と聞いていたので、
「焚火ってどうやるのかな」
「火は誰がつけるのかな」とワクワク・ドキドキ。
到着するとすぐに「火」の元となる素材を探して
ベルタ先生と林の中を散策です。
「これは使えるかな」
「これはどうかな」と
みんなで探します。
杉の枯れ葉がよく燃え、焚火には
最適なようです。
みんなで探してかき集め
袋いっぱいになりました。
さあ、中庭に移動です。
安全な場所で「焚火」の始まり。
その前に…
ベルタ先生から「この葉っぱ食べられるわよ」と言われ、
おそるおそる眺めては観察し
少しかじったこどもたち。
葉っぱの正体は・・・菜の花。
さあ、いよいよ「焚火」の火作り。
ベルタ先生がマッチの箱を取り出すと興味深々!
ベルタ先生の手にある、小さな小さな箱をじっと見て、
「あれ何かな」
「マッチって初めて見た」
「どうやって火がつくのかな」
「こわくないかな」
マッチをするのをじっと見つめ…
次は、みんなの番です!
ベルタ先生がやってくれたように…
そっと、マッチをすって…
最初は
「こわい」
「僕出来ない」
「私はやめておく」と
言っていたこどもたちですが…
気がつくと長蛇の列。
何度も挑戦して…
勇気をもって…
できた!
みんながマッチで火がつけられるようになったら
今度は、マシュマロを焼きます。
串に刺したマシュマロを火に焼べて…
「あったかい!」
「あまくておいしいよ」
「マシュマロがトロトロ」と
みんな口いっぱいにほおばり、
何度もおかわりしていました!
最初はマシュマロが真っ黒になってしまいましたが
だんだんとコツがわかり、ちょうどいい焼き加減!
焚火でマシュマロを焼べたあとは、
缶に入れた松ぼっくりを焼いて、花炭を作ります。
「シダーローズ」という、
バラの花の形をした松ぼっくり。
缶を焚火から取り出し、
冷ましてから蓋を開けると…
黒く光る「花炭」ができました。
こどもたちも集まり
「お花になってる」
「まつぼっくりだったのに!」
「触るとどうなるの?」と
身を乗り出して見て、そーっと触り…
「粉々になるね」
「手も黒くなる」
すり鉢で細かくつぶし、
水をまぜると墨汁に、
のりを加えると絵具になるのよ。
と、教えてくれました。
「保育園に帰ったらやってみる」
「絵具にして絵を描いてみたい」と
想像しながらイメージを膨らませていく
こどもたちでした。
いっぱい遊んで、お弁当です。
日差しがぽかぽかと暖かく、気持ちいいね。
焚火…キャンプ場などでないと出来ない時代。
火は大きなエネルギーであると共に
囲むと人の心が自然と落ち着いたり優しくなれる不思議。
こどもたちからすると、
自分の手でマッチをこすって起こす火は、
「魔法」そのものなのかも知れません。
こどもも大人も、
色々なことを学んだ一日でした。